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マスクをしたままカウンセリングを受けてもいいですか?
新型コロナウイルスの感染拡大により、マスクを着用する人が急増しています。
これにより、マスク不足が大きな問題となっているのはご承知のとおりです。
さらに、花粉症の季節とも重なり、ますますマスクを着用する人が増え、さらにマスク不足が深刻化しています。
これまで、コンビニや飲食店など接客業では、インフルエンザが流行したとしても、従業員はマスクを着用することはありませんでした。
これは、「お客様に失礼」との考えから、顔を隠すマスクの着用はご法度とされていたからです。
しかし、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、コンビニや飲食店でも、従業員がマスクを着用している姿を多く見かけるようになりました。
むしろ、マスクを着用していないことのほうが少ないくらいではないでしょうか。
それほど、マスク着用が「当たり前」のご時世になったと言うことができそうですが、それでもまだ、マスクの着用に抵抗を感じ、躊躇する場面があるようです。
そのひとつとして挙げられるのが、私たちが活動している「カウンセリングルーム」です。
カウンセリングを受ける際には、当然のことながら、「マスク着用不可」などといったルールはありません。
もちろん、「マスクを着けるのは失礼だから外す」といったマナーがあるわけでもありません。
相談に来られる人が、風邪をひいていたり、あるいは花粉症などでマスクを着けていることは珍しいことではありません。
もちろん、マスクを着けていることにより、カウンセリング中に、表情が見えにくくなるため、感情を読み取りにくくなったり、多少、声が聞こえづらくなるといったことがあるのは事実です。
だからといって、カウンセリングそのものに支障を来たすとか、適切なカウンセリングができないといった問題が生じることはありません。
したがって、マスクを着用したままカウンセリングを受けていただいて構わないということなのです。
相談者の中には、「相手に失礼」という考えが強く、マスクを事前に外してきたり、カウンセリングルームに入室後に外す人もいます。
そのような場合は、「(マスクを)着けたままでいいですよ」と声かけをさせていただいています。
また、マスクを着用して訪れ、カウンセリングルームに入室し、着席後に「マスクをしたままでもいいですか?」と質問される人もいます。
そのような場合も、もちろん、「そのままでいいですよ」とお答えしています。
あるいは、「マスクを着けたままですみません」と謝る人もいますが、「気にしなくていいですよ」「当然のことですよ」とお答えすると、安心した様子を見せてくださいます。
協会の取り組みについては、以下をご覧ください。
新型コロナウイルス対策~協会の取り組み~
https://utsu-support.com/archives/563
協会として、みなさんに不利益を被らせるようなことのないよう努めていますが、そうはいっても、何事も「完璧」や「100%」ということはありません。
したがって、「絶対に大丈夫」などと軽はずみに言うことはできませんので、「自分の身は自分で守る」ということを基本に、各々が安全管理を行なっていただければと思います。
そのひとつとして、「マスクを着けたままカウンセリングを受ける」ということは、理にかなった行為と言うことができるでしょう。
「相手に失礼」なことであるどころか、自分を守るうえで、必要不可欠な対策なのです。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、カウンセリングを受けようか迷っている人は、遠慮なく、マスクを着けたままカウンセリングを受けに来てください。