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テクノロジーから距離を置いてみよう ~デジタルデトックスで快適な生活へ~

カウンセリングでもよく話に出てくるネットサーフィン

 

スマホ、パソコンなどの技術の普及で私たちの生活は便利になりました。

でも、それと引き換えにストレスも増えたように思います。

溢れる情報や広告、Eメールやメッセージへの返信などのせいで、

私たちは知らず知らずのうちに常に刺激にさらされ、人とのコミュニケーションも煩雑になってきています。

朝起きて一番はじめにすることが、スマホのアラームを止め、画面をチェックすることになってはいないでしょうか。

 

 

気づかないうちにインターネットに依存してしまい、夜遅くまで画面を覗いてやめられない・・・・

いつの間にか昼と夜が逆転し、生活の質にまで影響を及ぼします。

そのうちに自律神経など体調にも変化が表れ、次第にうつ状態へと陥ってしまう、ということも少なくありません。

今回はそうならないための方法について見ていきたいと思います。

 

 

 

マルチタスクはほどほどに

 

 

 

 

テクノロジーと距離を置くと言っても現在、仕事でパソコンやスマホが重要なツールとなっているため、

使わないことは不可能という方も多いのではないでしょうか。

様々な機器を使いこなし、多くの仕事を抱える現代人ですが、過度に仕事を抱えてしまうと心の健康に影響を及ぼす可能性があります。

 

そんな人におすすめしたい方法が「テクノロジー休憩」です。

 

例えば仕事に15分集中し、その間はスマホなどの電源を切ってしまいます。

15分たったら2分程度、スマホの電源を入れてチェックします。それを終えたらまた電源を切り、15分間は仕事に集中します。

このようにオンとオフを分けることによって、過剰なマルチタスクやスマホ依存を防ぐというものです。

完全に見ないとなると気になって続きませんが、見る時間を制限しておけばある程度コントロールすることができます。

 

 

SNSはたしなむ程度に

 

 

SNSの本来の目的はなんでしょうか。

それはネット上での交流を楽しみ、様々な意見に触れながら自分の意見も発信しその交換を楽しむことではないでしょうか。

しかし、これが度を過ぎると自分の投稿の反応を気にして、つけられたコメントに一喜一憂してしまいます。

いい反応は報酬に、悪い反応は孤独感へと繋がります。

すると絶えず落ち込んだり、もっといい反応が欲しいと投稿することが増えていきます。

本来、交流することが目的のはずが、自分や相手の感情を害する方向へと向かいかねません。

 

 

SNSと距離を置く方法としては、まず通知の設定を変更することです。

今よりもより少ない通知にすることによって、アクセスするきっかけを減らします。

 

 

また、否定的なメッセージやコメントは思い切って非表示にしましょう。

そういった投稿をする人のフォローも一時的でもいいので外しましょう。

そういった人たちとの関わりは電話かEメールで十分です。

また、自分自身も肯定的な感情を表すよう心掛けて、否定的な投稿やメッセージをしそうなときには、

公開や送信する前にまず5分待ってみましょう。

その間は表現が適切かどうかもう一度考えてみてください。

一度、他の事で気を紛らわせて、改めて文面をみると自分の書いたものが客観的に見えてきます。

より柔らかい表現を使って言い直す余裕もでてくるはずです。

 

 

 

自然やアナログメディアに接する

 

 

 

自然に触れることは、脳の疲労の回復に作用するといわれています。

外に出て木のある公園を散歩するなど、自然のなかで過ごしましょう。

近くに自然のない方は植物を育ててみてもいいかもしれません。

心が落ち着き、相手に配慮したやり取りをしようとする気になります。

 

 

また、情報を得るときにネットのニュースや記事ばかりでなく、新聞・本などのアナログメディアにも接してみてください。

ネットの情報は自分の好みに合うような情報や、似たような情報が多いですが、

特に新聞などは幅広い情報を提供していますので、ネットでは探せない小さいニュースや、

地域性のあるニュースなどにも触れることができ、視野が広がります。

ネットの情報に依存したり、デマを信じたり、といったことが減るはずです。

 

 

ご紹介した内容はデジタルデトックスの一部にすぎません。

 

テクノロジーに支配された生活ではなく、自分に合った形で適度な距離をもってそれと付き合っていく・・・

そんな理想的な関係が築けると、私たちが抱えるストレスも少しずつ減っていくことでしょう。

 

デジタルデトックスについて考え、たまに実践してみるというのもいいかもしれません。

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