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ストレスをためこんでしまうあなたへ ~穏やかな日々を送るには~

カウンセリングが必要な時のストレスとの向き合い方

 

仕事に勉強、家事や育児、パートナーや知人との人間関係

・・・私たちは生きるために「やらなければならないこと」をそれぞれ抱えています。

 

ある程度のストレスはいい影響を与える、とも言われますが、

それが大きく膨れ上がってあなたの心を圧迫し始めたら、注意が必要です。

今回は、ストレスが増えすぎてしまったときにどうすればいいのでしょうか?

 

 

考えるのをストップ

 

 

 

 

 

 

ストレスが溜まっているときには、考えてなんとか解決方法を見つけ出そうと脳をフル回転させています。

そんな思考を一度やめて、なるべく何も考えない、という時間を作ってみます。

困りごとを一度脇に置いて、少しの間放置しておくのです。

 

まったく考えないのが難しいと感じるときには、掃除などの家事をやってみたり、

好きな本を読んだり映画を観てみたり、誰かとおしゃべりを楽しむ、といったことで気を紛らわせます。

 

 

そのほかにも、考え始めたら次のような方法を試してみてください。

 

・姿勢を変える。ストレッチする。

・深くなりすぎないように、楽に意識して鼻呼吸をしてみる。

・瞑想をする。15~20分、特に夜が効果的。

・考えを安全な場所で大声で言って、手放す(車の中で独り言、など)

・美しいと思える音楽を聴く。

・踊ってみる。

・何か気に入ったフレーズ、言葉、音を何度も唱える。

 

考えるのをやめると心が穏やかになる場合が多いものです。

上記の方法以外にも、自分に合ったやり方を見つけて積極的に試してみてください。

 

 

予定や作業をつめこみすぎない

 

 

 

私たちは日々の生活の中で常に未来に意識が向いています。

あれをやらなくちゃ、こうしなくちゃ、と先へ先へと向かうあまり、今という時間に意識を向けることが難しくなっています。

実はこのような常に「するべきこと」を抱えていることが、ストレスをためすぎる要因となっているのです。

そんな時には、予定を立てすぎないで、今というこの瞬間をまず大事にしてみましょう。

 

作業についても、次から次へとつめこむのではなく、一つ一つ最善のやり方、順番を探る時間をじっくりととってみましょう。

そうすることで結果的には無駄が少なく、良い方向へつなげていくことができます。

 

 

 

そのときどきで、それぞれの気分がある

 

 

 

 

天気には晴れの日もあれば、曇りや雨の日もあります。

それと同様、心にも浮き沈みがあるのです。

晴れているときは、その天気を楽しめばいいでしょう。

でももし、落ち込んでいたりして気分が「雨」または「嵐」なら、それに対抗することなく、ただただ通過するのを待ちましょう。

無理して天気を変えようとすると心が疲れてしまいますし、そもそも天気を変えることはできません。

晴れてから動き出しても遅くないですし、より視界がひらけて動きやすくなるでしょう。

 

これは自分だけでなく、他の人にも言えることです。

その人のその日の天気(気分)を見ながら行動することで、自分に余計なストレスがかかるのを防ぐことができます。

その人にも気分の浮き沈みがあって当然なのです。

また、その人の機嫌が悪くても一概に自分のせいと考える必要はありません。

その人にはいま、雨が降っている最中なのだということを頭に置くだけでも、自分のストレスをためないことにつながります。

 

 

 

暇や退屈をあえてしてみる

 

 

 

 

「あー暇」「たいくつだなぁ」と思っているとき、何もしていないと思いがちですが、実は頭の中はせわしなく動いています。

この考えすぎが実は退屈の一因なのです。常に刺激を求めていると、いつも満たされず退屈だと感じてしまいます。

退屈を恐れないことです。

勇気をもってあえて暇な時間をとり、1で述べたように考えをいったん脇に置いてみると、

日常のささいな出来事が貴く感じられる瞬間があります。

すると心がリラックスでき、ストレスも感じにくくなります。

 

 

ストレスを完全に失くすことはできません。

ただうまく付き合うことで、ストレスに振り回されない自分が少しずつ出来上がっていきます。

皆さんの心の晴れ間が少しでも増えるといいですね。

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