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コロナうつを予防するには?

コロナうつ予防に効果的な5つの予防方法

 

新型コロナウイルスの流行で私たちの生活は大きく変わりました。それに伴い、最近なんだか気分がすぐれない、落ち込むことが多くなった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそういった方のために、5つの予防方法をご紹介します。

 

ニュースに依存しすぎない

 

毎日繰り返されるニュースに、心が疲れてしまうことはないでしょうか?

もしそう感じたなら、少しメディアから距離をとってみましょう。

たとえば毎日夕方6時に30分だけニュースをチェックする、など時間を制限して情報に触れるようにしてみる、センセーショナルなニュースは避けて、できる限り冷静な報道を選ぶようにしてみる、などの方法があります。

もし、ニュース自体を観たくない、あるいはどの情報に接するのがよいかわからない場合には、信頼のおける第三者に重要な情報を聞くようにするのも一つの方法です。

 

体のケアをする

 

気分が落ち込むなと感じたら、まずは体調を整えることに意識を向け、以下の方法を試してみましょう。ついつい忘れてしまいがちですが、携帯のリマインダー機能を利用したり、付箋を使ったりしてなるべく思い出すように心がけてください。

 

1.リラックスする

 

深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラックス方法は、バランスを崩した心に平穏を取り戻させてくれます。少しずつでも取り入れると、大きな効果が期待できますので、毎日短い時間をとって続けてみましょう。

 

2.バランスの取れた食事をする

 

家の中に長くいると、楽しみなのは食事、となる方も多いのではないでしょうか。ついつい脂っこいもの、砂糖を多く使ったもの、炭水化物の多いものなど「おいしい食べ物」を

多く摂ってしまいがちです。しかもこれに大量のカフェインやアルコールなどの飲み物も加わると、体にやさしいとはあまりいえません。こういった食事は一時的にはストレス発散になるかもしれませんが、長期的にみると感情が不安定になる原因ともなるのです。

普段の食生活では、できる限り新鮮で食物繊維やミネラルを多く含んだものを食べるようにしましょう。また、青魚、くるみなどに含まれるオメガ3脂肪酸は、空腹感や満腹感に関わるホルモンに良い変化をもたらす可能性があり、気分の安定にも影響を与えると言われています。こういった栄養素を積極的に取り入れてみましょう。

 

3.運動をする

 

運動は不安やストレスの解消となります。動きたくないという気持ちもわかりますが、散歩など運動を少しずつでも続けると、薬を服用するのと同じような効果が得られる、とも言われているのです(もちろん、薬を服用されている方は主治医とご相談ください)。運動する際には、可能であれば新鮮な空気や、太陽の光を浴びることも意識してください。

 

4.よく寝る

 

日中の習慣を見直してなるべく規則正しい生活をし、睡眠時間をきちんととりましょう。きちんと自分を休ませることで、感情のバランスを保つことができて活力もわいてきます。

 

楽しいことを見つける

 

気分が沈むとついつい自分や周りを責めがちになります。そんな時には肩の力を抜いて、まずは自分に優しくしましょう。特に人との接触が少なくなると、孤独を感じてしまい、ネガティブな思考が頭の中をぐるぐるとめぐって、まるで出口のないトンネルの中にいるような気持ちになってしまうことも。これを防ぐには、自分が楽しめることに集中するのが一番です。具体的な例をあげると、

 

・ずっと読みたかった本を読んでみる

・お笑いやコメディ映画を観て笑う

・ゲームをする

・新しいレシピを試す

・手芸をする

・アート作品を創る

・気分があがる音楽を聴く、ダンスする

・ペットと遊ぶ

 

などがあげられます。

もしこれでは物足りないと感じたら、言語の学習や楽器の練習など、ずっと学びたかったことを学んでみましょう。また、小説を書く、野菜を育てるなど自分なりのプロジェクトに取り組むと、ゴールが設定できて達成感を味わえます。どんな小さなことでも、その日を有意義に過ごせたと感じられれば、不安や心配ごとを感じにくくなります。

 

SNSと上手に付き合う

 

SNSは友人や知人、離れて住む家族と繋がれるとても便利なツールです。気がかりなこと、感じていることを人と話したりシェアしたりするのは、自分が社会と繋がっていると感じる一つの方法でもあります。

ただし、こういったツールを利用したときにちょっとイヤな気分になり始めたら、注意が必要です。不安が増すな、と感じたキーワードや人物の投稿はみないようにしましょう。気分を害す前にログアウトしてしまうのも手です。

 

また、自分がシェアする投稿にも注意が必要です。デマや不必要なパニックを引き起こす情報は安易に投稿しないように気を付けましょう。それは他の人のためでもありますが、のちに自分が後悔しないためでもあるのです。

 

人を助けてみる

 

人助け、というと大げさに聞こえるかもしれません。でも、自分の感染を防ぐために行っていることは、他の人に広げないためでもあるのです。世界的なパンデミックを前にして、私たちはしばしば自身の無力さを感じてしまいます。他者を思いやる行動をすることによって、日々の生活に意味と目的を見出し、私たち一人ひとりが持つ力を再認識することができます。

 

海外では地域のお年寄りや障碍を持つ人たちの代わりに日用品の買い出しや薬の受け取りをしたり、フードバンクへの寄付などのボランティアを行う人もいます。なかなかそこまでは難しいかもしれませんが、例えば必要以上に買いだめをしないだけでも、その商品を必要とする他の人への思いやりと考えられるのではないでしょうか。

 

また、自分の発している言葉が他者に及ぼす影響についても考えてみてください。もし不安を抱える友人や家族がいたら、より不安になるようなウワサや情報を与えてそれを助長しないようにしましょう。

 

感謝を積極的に表現してみましょう。どんなに困難な状況にあっても、日常のなかでありがたいな、と思えることは存在します。たとえば太陽の光であったり、友人や家族からの連絡だったり。感謝できることに気づくと、気持ちが穏やかになりネガティブな思考を食い止めることができます。

 

他者に対してやさしい視点をもつことは、社会にとって良いだけでなく、自分のメンタルにとっても良い影響を与えるということを、忘れないようにしましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。こういった予防方法が皆さんのお役に立てることを願っています。

 

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