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カウンセリングと病院はセットで通ったほうがいい?

カウンセリングか病院か? それとも両方か?

 

日々、カウンセリングを行っていると、実にさまざまな人が相談に来られます。

 

その中で時々次のようなご質問をいただくことがあります。

 

「病院に行ったほうがいいでしょうか?」

 

「カウンセリングと病院を併用したほうがいいでしょうか?」

 

「カウンセリングだけで治りますか?」

 

つまり、心に不調が生じた時の行き先として、「カウンセリング」と「病院(精神科や心療内科などの医療機関)」の二者択一、あるいは両方を考え、どれがベストなのかを尋ねられるというわけです。

 

この場合の選択肢には、次の3つのパターンがあります。

 

(1)カウンセリングのみ

 

(2)病院のみ

 

(3)カウンセリングと病院の両方

 

そして、どれがベストかについては、人それぞれと言うことができるでしょう。

 

日本うつ病サポート協会の札幌カウンセリングルームに相談に来られる人には、さまざまなタイプがあります。

 

「カウンセリングのみ」という人もいれば、「カウンセリングと病院の両方」に通っている人もいます。

 

また、現在は「病院のみ」だけれど、「病院ではあまり話を聞いてくれないから」との理由でカウンセリングを受けに来られる人も少なくありません。

 

逆に、現在は「カウンセリングのみ」だけれど、「病院にも行ったほうがいいのでしょうか?」とご相談に来られる人もいます。

 

さらに、病院の医師から「カウンセリングを受けることを勧められて来た」という人もいます。

 

 

 

カウンセリングと病院は役割が違う

 

カウンセリングと病院では、そもそも担っている役割が異なります。

 

そのため、それぞれの役割を理解したうえでどちらかを選ぶなり、併用するなりする必要があります。

 

では、カウンセリングと病院の役割の違いはというと、極論すると次のようになります。

 

・カウンセリングは「話しを聞くところ」

 

・病院は「薬を処方するところ」

 

こう考えるとわかりやすいでしょう。

 

病院では、初診時にこれまでの経緯や症状など患者の訴えを聞いたうえで、治療のための指導や助言を行い、症状を解消・緩和するための薬を処方する「薬物療法」が中心となります。

 

その後の通院では、長くても15~20分、短いところでは3~5分、患者の話を聞いて、薬を変更したり、増減したりといった調整をして処方をします。

 

心に不調をきたしている人は、大きな不安を抱えているものです。その不安な思いを受け止めてほしいと願っているのです。

 

そのため、医師にいろいろ聞きたいことがあったりしますが、時間的な制約があるため、納得のいく説明を得られなかったり、「話し足りない」という感が否めない場合が多くあります。

 

しかし、残念ながら、病院とは、そういうところだと考えたほうがいいでしょう。

 

規模の大きな医療機関であれば、心理士やカウンセラーを配置し、患者の話をしっかり聞いてくれるところもありますが、ごく一部に限られます。

 

一方のカウンセリングは、前述のように「話しを聞くところ」なので、相談に来られる人の話しをじっくり聞くのが基本となっています。

 

もちろん、時間的な制約はありますが、それでも病院より長い時間、話しを聞くのが一般的なので、不安を解消して安心感を得ることができる場合が多くあります。

 

このように、カウンセリングでは、病院では得られない、安心感を得ることができます。

 

また、心に溜め込んでいたつらい思いなどを吐き出すことにより、スッキリとした気分になることができる場合も少なくありません。

 

そもそも「話す」ことで頭の中が整理され、自分を見つめ直すことができ、悩みを解決するための糸口を見い出すことができる場合もあります。

 

以上のように、カウンセリングと病院では役割が異なり、得られるものも違います。

 

それぞれのメリットをうまく活用していくことが、症状の改善への近道と言うことができるでしょう。

 

薬は使わずに済めばそれに越したことはありませんが、つらい症状を緩和する効果が期待できます。

 

そのように、薬で症状を抑えつつ、カウンセリングで悩みについて話し、溜め込んだつらい気持ちを解放していく・・・。

 

こうした、カウンセリングと病院をセットで活用することで、回復へのスピードが一気に加速する場合もあります。

 

カウンセリングと病院、「どちらにするか?」と考えるのも結構ですが、両方の「いいとこどり」をするのも選択肢のひとつとして考えてもいいでしょう。

 

 

じっくり話を聞く協会のカウンセリング

 

カウンセリングは、相談に来られる人の話しをじっくりお聞きするところから始まります。

 

日本うつ病サポート協会の札幌カウンセリングルームには、日々、さまざまな悩みを抱えてご相談に来られる人がたくさんいます。

 

そうした悩みや不安、つらい気持ちをじっくりお聞きし、そのお気持ちに寄り添いながら、改善への道を一緒に考え、前に進んで行くことになります。

 

あなたも、私たちカウンセラーに何でも遠慮なくお話しいただき、悩みのない心穏やかな人生を作っていきましょう。

 

 

 

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