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うつ病になると「考えること」ができにくくなる

「考える」「理解する」「行動する」ができない

 

うつ病になると、集中力や理解力、反応力が減退するため、以前はできていたことができなくなったり、作業効率が著しく低下してしまうことがあります。

 

具体的には次のようなことが起こります。

 

・整理整頓ができない

 

・手が動かないなど身体の反応が鈍い

 

・考えがまとまらず呆然としてしまう

 

・自分が何を考えているかわからない

 

・相手が言いたいこと・伝えたいことがわからない

 

・何かを言われても、何を言えばいいかわからない

 

うつ病になると、主に以上のような症状があらわれます。

 

もちろん個人差はありますが、うつ病になると「考える」「理解する」「行動する」が、通常よりできにくくなってしまうのです。

 

そもそもうつ病というのは、限界を超えるほどに頑張り続けた人が疲れ切ってダウンしてしまった状態です。

 

心も身体もまさに疲労困憊状態になっているわけですから、考えたり、理解したり、行動したりすることができないのは当たり前なのです。

 

健康な人でも疲れれば、頭が回らないとか、身体が重くて動きたくないということがあるはずです。

 

その状態の非常に重い状態と考えればわかりやすいでしょうし、うつ病の人の気持ちを理解しやすいのではないかと思います。

 

そこまで重くなくても、うつ病の人は心身が疲れてしまっているので、周りからは「ボーッとしている」と見られがちです。

 

また、作業効率が低下するので、「以前は仕事ができたのに、最近はできなくなった」「ミスが多くなった」と思われることがよくあります。

 

そのような人が、あなたの周りにいないでしょうか?

 

その人は、単に疲れているだけかもしれませんが、もしかするとうつ病なのかもしれません。

 

しかし、たびたびボーッとしているように見えたり、ミスをすることが多くなったのであれば、うつ病であることを疑ったほうがいいかもしれません。

 

うつ病は、心身がストレスにより疲れ切って様々な症状で現れてきます。まずは焦らずに、医療機関やカウンセリングを受けて現状を把握するところからスタートしていきましょう。

 

 

うつ病の人は「できない自分」を責めてしまう

 

うつ病になると、集中力や理解力、反応力が減退し、「考える」「理解する」行動する」といったことが以前よりできにくくなると説明してきました。

 

このような状態になると、どうしても仕事にも影響してしまいます。

 

以前なら普通にできていた作業ができなくなったり、異常に時間がかかるようになったりします。

 

かつての働きぶりを知らない人が見ると、その人は単に「仕事ができない人」だと思ってしまうでしょう。

 

そして、仕事ができないことや遅いことを指摘したり、注意したり、時には叱責することもあるかもしれません。

 

そうすると、うつ病の人は「すみません」「気をつけます」と謝ってばかりになります。

 

そして、社内での評価も下がり、信頼を失ってしまうことになりかねません。

 

うつ病の人は、それまでできていたことができなくなったり、遅くなってしまったことで、「どうしてこんなにできないんだ」「こんな簡単なことに時間がかかりすぎる」と自分の「できなさぶり」に戸惑い、嘆き、そして責めるようになってしまいます。

 

自分の情けない状態を悲しみ、苦しみ、そして怒るといったように、さまざまな思いを抱え、やりきれない思いでいるのです。

 

そのような状態で仕事をしていれば、当然のごとく、またミスを犯したり、思うようにいかないことが出てきて、ますます自分を追い詰めることになるのです。

 

こうしたことを知らない人がうつ病の人に対して、「使えないヤツだな」とか「俺ならもっとできるのに」「こうすればうまくいくのに」などと批判的なことを言うのは最悪なことと言っていいでしょう。

 

なぜなら、このようなことは、うつ病の人でなくても言われると傷つくものだからです。

 

それを、うつ病の人に言ってしまうと、「自分は存在価値のない人間だ」と思い込んでしまいます。

 

「存在価値がない」とは、すなわち「生きている価値がない」ということであり、自ら命を絶つという、最悪の事態を招くことに直結しかねないことなのです。

 

そのようなことは絶対に避けなければなりません。不用意な言葉でうつ病の人を深く傷つけ、死に追いやるようなことは、決してあってはならないことなのです。

 

そもそも、うつ病の人は、なぜ自分ができないのか、どうして以前より遅くなったのかわからないのです。

 

再三述べているように、うつ病の人は「考える」「理解する」行動する」ができにくくなっているので、自分ができない理由・遅くなった理由がわからないのは当然のことなのです。

 

そのような状態の人に批判的なことを言ったとしても、本人は何をどうしていいのかわかるはずがないのです。

 

本人は、わからないから苦しいのです。もしそれがわかるなら、本人も苦しむことはないのです。そのへんのことを理解したうえで、うつ病の人と接することが大事なのです。

 

うつ病サポート協会の札幌カウンセリングルームでは、うつ病の人向けの相談・カウンセリングのほか、うつ病の人をサポートする人のための講座を実施し、修了者には「うつ病サポートアドバイザー」資格を発行しています。

 

当講座では、うつ病に関する知識はもちろん、うつ病の段階に応じた適切な接し方などを学ぶことができます。

 

家族の中にうつ病の人がいる方や、うつ病の人を支援したいという方は、ぜひとも受講し、「うつ病サポートアドバイザー」として活躍していただければと思います。

 

 

 

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