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うつ病の人は「休むこと」が仕事なのです

「休む」ことはとても難しい、カウンセリングであなたにあった休み方を

 

うつ病というのは、心も身体も疲れ切った状態なので、病院で医師から「うつ病です」と診断されると、まず「しっかり休んでください」と言われるのが一般的です。

 

心でも身体でも、「疲れ」を解消するためには、「休養」が不可欠だからなのは言うまでもありません。

 

ところが、この「休む」ということが、簡単なようで実は非常に難しいことなのです。

 

難しいことなので、カウンセリングを行っていく中で最初にあなたに合う休み方を一緒に考えていくことから初めていくのです。

 

うつ病の人が「休む」とは、どういうことか?

 

医師から「しっかり休んでください」と言われても、何をどうすればいいのか・・・。頭を悩ませてしまうところでしょう。

 

うつ病の人からすれば「そんなことを言われたって、それができないから、うつ病になったんだし・・・」と思ってしまうところです。

 

本当なら早く治して仕事をしたいと思っているところに「休んでください」と言われても、困惑するばかりでしょう。

 

素直に医師の指示に従って治療に専念しようと思っても、その指示が「休んでください」では、いったい、どうすればいいのかピンとこないはずです。

 

うつ病の本人としては、「明日から何をすればいいのか・・・」と途方に暮れてしまったり、「一日中寝てばかりいられない・・・」「会社を長く休む気なんかない」と思っているわけですから、どうしても自分を責めてしまったりするものです。

 

その結果、いろいろ考えてしまったり、余計な調べ物をしてしまったり、無理な行動をしてしまったりして、「休む」ことができず、回復を遅らせてしまうことになるのです。

 

では、うつ病に人にとっての「休む」とはどういうことなのでしょうか?

 

この点をはっきりさせておくことで、「しっかり休む」ということが初めてできることになると言えるでしょう。

 

健康な状態での「休む」というのは、仕事から離れて、趣味やスポーツなど好きなことに取り組んだり、自由に遊んだり、寝たりすることをイメージすると思います。

 

うつ病から回復することを目的として「休む」となると、具体的に何をすればいいのかわからなくなってしまうのも当然でしょう。

 

しかし、うつ病の人にとって「休む」ということは、具体的にどうすればいいかを考えること自体をする必要はないのです。

 

カウンセリングでは、これらの事についてもなぜ考えること自体をする必要がないのかお話する場合があります。

 

うつ病の人の「休む」は、「何もしない」こと

 

うつ病の人にとっての「休む」とは、具体的に何かをすることではなく、むしろ逆で「何もしない」ことなのです。

 

つまり、うつ病の人は何もする必要はないのです。

 

何も考えずに、ボーッとして、日向ぼっこをしていてもいいのです。

 

もし、何かをするとしたら、自分が「気持ちいい」「心地よい」と思えるようなことをするといいでしょう。

 

何も考えず、何もしない。何かするなら、気持ちいい・心地よいことをする。

 

この考え方を忘れないようにしましょう。

 

つい、焦ってしまい忘れてしまいがちになるので、私たちのカウンセリングでは、何度も言い続け忘れないようにサポートしていくことがあります。

 

うつ病の人は「何もできない」ではなく「何もしなくていい」

 

なぜ、ここまで「休む」ということにこだわるのかを改めて確認しておきましょう。

 

うつ病の人は過剰に自分を責める傾向があり、自分のことを「何もできない」「会社を休むダメ人間だ」などと、とにかく自分を責めてしまいます。

 

これでは、しっかり「休む」ということができません。

 

そもそも、うつ病の人は「何もできない」のではなく、「何もしなくていい」のです。

 

うつ病の人がやらなければならないことがあるとしたら、それこそ「休むこと」なのです。いや、「休まなければいけない」と言っても過言ではないでしょう。

 

このように考えることで、それまで「何かしなければ」と思い込んでいたのが、次第に発想が変わってくるでしょう。

 

それにより、「自分はダメ人間ではない」「決して怠けているわけではない」と考えられるようになり、むしろ「今は何もしないことが仕事なんだ」と思えるようになるのです。

 

そのうえで、自分なりの休み方がわかってきたら、次に自分にとって「気持ちいいこと」「心地よいこと」をするようにしましょう。

 

うつ病の人自身が「気持ちいい」「心地よい」と感じられることであれば何でもいいのです。

 

たとえ、他の人からは休んでいるように見えなくてもいいのです。気持ちいいかよくないか、心地よいかよくないか。それは、うつ病の人本人が決めることです。

 

その、うつ病の人が「気持ちいい」「心地よい」と感じられるのであれば、それは本人にとって、れっきとした「休養」になっているのです。

 

だらしなく見えたって気にしない

 

うつ病の人がしっかりと「休養」していると、周りからは、「ボーッとしている」「ぐだ~っとしている」「ダラッとしている」といったように、だらしなく見えることもあるかもしれません。

 

しかし、そんな「人の目」など気にする必要はないのです。それまで散々「人の目」を気にし、気を遣って生活してきたから、うつ病になってしまったとも言えるのです。

 

だからこそ、うつ病になってからの療養生活の中では、「人の目」など気にせず、「休む」ことに徹することが必要なのです。

 

ボーっと室内を眺める、絵本をただ眺めているといったことはもちろん、朝寝坊して昼寝して、夜早く寝るといったことも、れっきとした「休養」なのです。

 

一般に推奨される「早寝早起きをする」といったような、規則正しい生活を心がけて生活リズムを整えるということは、二の次でいいのです。

 

うつ病の人がまず第一にしなければならないのは「休むこと」であり、生活リズムを整えるのは、もっと後でいいのです。

 

カウンセリングでは、今の状態は休むことを優先した方が良いのか、生活のリズムを整える方が良いのかなどをカウンセリングでお話をお聴きしていくなかでアドバイスさせていただきます。

 

自分にとって「気持ちいいこと」「心地よいこと」を知っておく

 

「気持ちいいこと」「心地よいこと」と言っても、人それぞれです。

 

ですから、自分にとって「気持ちいいこと」「心地よいこと」を知っておき、それを実践することが大事です。

 

「人がやっているから」「人から勧められたから」という理由でやったとしても、自分に合っているとは限りません。

 

あくまでも、自分自身が「気持ちいい」「心地よい」と思えることをやりましょう。

 

そのためには、療養生活の中で自分が「気持ちいい」「心地よい」と感じられたことをメモしておくといいでしょう。

 

「窓辺で日向ぼっこ」「窓から空を眺める」「子供の絵本を眺める」「ベッドに横たわって音楽を聴く」・・・。

 

どんなことでもいいのです。自分が「気持ちいい」「心地よい」と感じたことをメモしておき、気が向いたら好きなことをすればいいのです。

 

このように、「気持ちいい」「心地よい」と思えることをしていると、それまで溜まっていたストレスが、身体からスーッと抜けていくように感じられることでしょう。

 

実際、ストレスが緩和されていき、うつ病が治った後の再発予防にもつながるのです。

 

日本うつ病サポート協会の札幌カウンセリングルームでは、うつ病の人が休むことの重要性をお伝えし、そのことをご理解いただいたうえで、療養生活の過ごし方などを一緒に考え、回復までの道のりをともに歩きながら支えていきます。

もし、休み方が分からないとお困りのときは、あなたにあった休み方をカウンセリングで一緒に考えていきます。

 

 

 

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