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わかってほしいけれど・・・理解されにくい心の病

外見からはわからないうつ病への理解は不十分

 
 
うつ病に代表される心の病というのは、身体のケガや風邪などの病気とは異なり、外見からすぐにわかるようなものではありません。

 

そのため、うつ病という言葉や病気の存在は広く知られるようになった現在も、うつ病に対する十分な理解が進んだとは言えないのが現状と言えるでしょう。
 
 

うつ病の人は、見た目は普通でも心は傷だらけ

 
うつ病の人は、一見すると普通に見えたとしても、内面には大きな苦しみや辛さを抱えているものです。
 
そして、薬で症状を抑えるなどして病状をコントロールしていたり、相当な無理をして生活している場合が少なくありません。
 
つまり、見た目は普通に見えたとしても、心は傷だらけだったりするのです。
 
にもかかわらず、うつ病であることを誰にも打ち明けられず、苦しさに耐えながら生活し続けることによって、ますます病状を悪化させてしまうこともあるのです。
 
 

無理解によって非難されるうつ病患者

 
うつ病によって、さまざまな体調不良があらわれたり、集中力の低下によって、仕事や学業はもちろん、日常生活においても支障をきたすようになります。
 
つまり、他の人が当たり前にできていることができなくなってしまうことがあるのです。
 
にもかかわらず、外見からはうつ病だとわからないため、本人が伝えない限り「健康な人」と見なされてしまいます。
 
そのため、仕事でミスをすれば「仕事ができない」「信用できない」、迅速に行動ができないと「怠けている」などといった具合に、非難されたり、時には厳しく叱責されるというケースがあるのです。
 
そして、うつ病の人は「自分はダメな人間だ」と自責の念を強め、自分を追い詰めていき、果ては「生きている価値がない」とまで思うようになってしまうのです。
 
 

うつ病だと打ち明けても理解されない

 
うつ病の人は、自分がうつ病であることを他人に知られたくないと思うことが多くあります。
 
しかも、勇気を振り絞って「実は私、うつ病なんです」と打ち明けたとしても、周囲の人の理解が得られない場合は、「病気のせいにするな」とか、「気が弱いからそんな病気になるんだ」などと、偏見に満ちた非難や叱責を浴びせられ、辛い思いをすることがあります。
 
そしてますます病状が悪化してしまい、なかなか回復しないということになってしまうのです。
 
このような状況では、うつ病であることを打ち明けても、打ち明けなかったとしても、深く傷つき、立ち直れないほど打ちのめされてしまうことになります。
 
これでは、救いの道が閉ざされ、うつ病の人はどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
 
 

それでも打ち明け、理解してもらう

 
うつ病であることを打ち明けても、打ち明けなくても辛い思いをする可能性があるとはいえ、だからといって、誰にも打ち明けずにいることはお勧めできません。
 
やはり、勇気をもって打ち明けたうえで、相手の理解を得ることが、治療を進めるうえでも重要なことなのです。
 
病気と闘い、克服するためには、周囲の理解と協力が不可欠と言っていいでしょう。
 
理解されにくいときなどは、カウンセリングなどで今の気持ちを吐き出すということも効果的です。
周りの理解が得られないときは、カウンセリングなどで気持ちを吐き出しながら理解してもらうために取り組んでいきましょう。
 
 

理解してくれない人もいることを知る

 
うつ病を克服するためには、うつ病であることを打ち明け、理解を得ることが重要とはいえ、それでもやはり「わかってくれない人」というのはいるものです。
 
そのような人に対して、いくら理解を得ようとしても、非難されたり、叱責されたりすることもありうるでしょう。
 
それによって傷ついたり、自分を責めて追いつめてしまうことで、ますます病状が悪化してしまう恐れもあります。
 
そのようなことになるのが目に見えているのなら、無理に打ち明け、理解を得ようとしても無駄でしょう。
 
したがって、うつ病であることを打ち明けるかどうかは、相手によりけりと考えたほうがいいかもしれません。
 
理解してもらえないと思われる相手に無理に理解を得ようとするよりも、理解してくれそうな人に打ち明け、協力してもらうようにすればいいのです。
 
協会の札幌カウンセリングルームの、初回のカウンセリングでは、相談者さんの周りの環境についてもお話を伺うことが多いです。
そこで、理解してもらえそうな環境があるかなどもお話の中から把握していきます。
 

うつ病を理解しようという気持ちが大事

 
うつ病になった人が社会人の場合、自分のことはもちろん大事ですが、同時に会社の利益を守るという観点から、会社への報告を行うのが、社会人として当然の行動と言えるでしょう。
 
しかし、本当のことを「誰に」「どこまで」「どう伝えるか」ということは、慎重に検討する必要があるでしょう。
 
たとえ「会社」といえども、個々の「人」の集まりです。そこには、うつ病に対して理解がある人だけではなく、理解がない人も残念ながら存在するものです。
 
ここでもやはり、わかってもらえそうな人に打ち明け、理解を得て、協力してもらうことが大事です。
 
そして、うつ病であることを打ち明けられた人は、自分を信頼して本当のことを話してくれたのだと解釈し、周りと協力してうつ病の人に寄り添い、サポートしていってあげてほしいのです。
 
ただ、いくらうつ病のことを理解しようと思っても、その苦しさは本人にしかわからないものです。
 
ですから、周りの人にできることは、「理解しよう」という気持ちを持つこと。これこそが一番大事なことであり、うつ病の人にとってもありがたく、心強い支えとなるものなのです。
 

 
 

日本うつ病サポート協会の札幌カウンセリングでの活動

 
日本うつ病サポート協会の札幌カウンセリングでは、うつ病相談や心理カウンセリングの実施はもちろん、うつ病をはじめとする心の病に関する知識の普及にも努めています。
 
ホームページでは随時、新しい情報を掲載していますので、うつ病などの心の病に関する知識を深めていってほしいものです。
 

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